Hondaビーチクリーン活動in大堂津海水浴場!素足で歩ける砂浜を次世代へ!
- 2017年04月26日
今回は、Hondaが推進している「Hondaビーチクリーン活動」の様子をお伝えします!
2006年から始まったこの活動、2017年度は24県、29回のビーチクリーン活動を予定しています。
先日、2017年度の1発目にあたるビーチクリーンが日南市の大堂津海水浴場で行われました!
素足で歩ける砂浜を次世代へ
素足で歩ける砂浜、素足で歩いても怪我をしない綺麗で安全なビーチを次世代に残す、というテーマで行われているビーチクリーン活動。
2006年から始まり、今年で11年目になります。
Hondaが行なうビーチクリーン活動の特徴はこちら。
ATVと呼ばれる、砂浜でも安定して走ることが出来る4輪の乗り物を活用してビーチクリーンを行います。
ATVの後ろに付いているのが「サンドレーキ」と呼ばれる器具。この器具を牽引して走ることで「熊手」としての役割を果たします。
大きめのゴミを集めるだけではなく、砂地を柔らかくする働きも。
ATVがサンドレーキを牽引して走ったあとがコチラ。
砂が掘り起こされていますね。地中に埋まっている大きめのゴミを引っかけて回収する役目もあります。
ちなみに、サンドレーキが掘る深さは、砂の中のウミガメの卵などに影響を与えないとされる10cm以下になっているとのこと!生物環境にも配慮されているんですね。
参加者は70名超え!まずは人の手で大きめのゴミを回収
機械も使いますが、まずは人の手で大きめの漂着ゴミや流木などを回収します。
当日の大堂津海水浴場も多くの流木などが散乱していました。
ある程度のゴミを回収し、その後、機械を使ってビーチを綺麗にしていくという流れです。
今回の参加者は70名超え!皆黙々と砂浜に散乱しているゴミを集めていきます。
小さな子どもさん達も参加。
今回のビーチクリーン活動、この大堂津海水浴場で行われることとなった一つの理由が「ビーチテニス国際大会」がここで行われるからです。
綺麗なビーチでビーチテニスの大会を
ビーチテニスとは、ビーチバレーのテニス版のようなスポーツです。
ビーチに設置されたコートで、硬式テニスのボールに似た専用の柔らかいボールを使いノーバウンドで打ち合います。ラケットは羽子板のような形状。
ビーチバレーとコートサイズは同じで、ダブルスで行われます。
そのビーチテニスの国際大会が5月の13日・14日に行われる予定です。
今回、ビーチテニスの選手でもある片岡さんがHondaに相談を持ちかけ、このビーチクリーン活動の実施に至りました。
片岡さんは北九州出身で日南市役所に勤めています。
宮崎に来てビーチテニスと出会ったとのこと。まだ競技人口は少ないビーチテニスですが、仲間とともに週末に練習に打ち込んでいます。
今回のビーチクリーン活動を通して、ビーチテニスの国際大会のためにも、そして大堂津地域のためにも美しいビーチになればとお話していました。
専用のサンドスクリーンで小さなゴミも回収
大きめのゴミを人の手で広い、機械を使って砂を掘り起こしたあとは、ATVで「サンドスクリーン」を牽引。
砂をふるい落として、小さなゴミを回収します。
このタイヤが付いている器具が「サンドスクリーン」です。タイヤが回転することで、器具に振動を与え、効率的に砂をふるい落とします。
集まったゴミは専用のゴミ回収ステーションに集めます。
砂浜の下には表に出てきていない目に見えないゴミが意外にたくさん。
今回ビーチクリーン活動を指揮してくれた野中さん
野中さんはHondaビーチクリーン活動を行っている社会活動推進室に所属しており、全国を飛び回ってビーチの清掃活動を行っています。
2006年11年間続いているHondaビーチクリーン活動を通して、地域の方々と一緒に活動していきたいと語る野中さん。
ATVをはじめとした機器を駆使して行なうHondaのビーチクリーン活動ですが、それはあくまでもひとつのツールであり、一人一人、人の手から始めていくことが大切とお話していました。
2017年度は24県、29回のビーチクリーン活動を予定。全国のビーチを飛び回り清掃活動を行うとのこと。
ふわふわの砂浜!綺麗で安全なビーチに
大堂津海水浴場でのビーチクリーン活動も大詰め。多くのゴミを回収しました。
小さな木くずから大きな流木、プラスチックゴミなど人の手と機械によって集められたゴミ。
そして、地中に埋まったゴミもATVとサンドスクリーンによって綺麗に取り除かれました。
清掃後の砂浜はふわふわに。
大堂津海水浴場の正面のエリア全体が綺麗になり、「素足で歩ける砂浜」が戻ってきました。
大堂津海水浴場は宮崎県で始めてHondaビーチクリーン活動が行われた場所
大堂津海水浴場は、2006年、Hondaビーチクリーン活動が始まってすぐに清掃が行われた場所なんです、と語る菊池さん。
菊池さんは宮崎県ホンダ会の会長です。
宮崎県で最初にHondaビーチクリーン活動が行われたのが大堂津で、この活動が始まったばかりだったため、テストコースとして行われたとのこと。
その後、機器の改良を重ねて今の姿になったらしいです。
宮崎県では大堂津以外に、延岡の須美江、日向のお倉ヶ浜、高鍋蚊口浜、串間など5箇所でHondaビーチクリーン活動を行ってきたらしいです。
Hondaの技術と地域の協力で、素足で歩ける綺麗で安全な砂浜を増やす活動はとても意義があること、とお話してくれました。
地域の人の手とHondaの技術で綺麗で安全な砂浜を増やしていく
今回の大堂津海水浴場で行われたHondaビーチクリーン活動、怪しい天候でしたが、雨が降ることなく無事終了。
Honda関係者はじめ地域の方々、ビーチテニスの方々など多くの方に参加いただきました。
ありがとうございました!
今後も、素足で歩ける砂浜を次世代に残していくために、この活動が「砂浜を綺麗にする」意識の向上に繋がればと思います!