DON’T STAY INTERVIEW#8 物怖じせず自分で自分の枠を決めず、挑戦すること – 藤田可菜さん
藤田可菜(ふじたかな)さんは現在28歳。
宮崎ではホンダカーズのCM、五ヶ瀬ハイランドスキー場のCMでの「南ちゃん」としてご存じの方も多いでしょう。
福岡を拠点にモデル・タレントとして活躍する彼女が大切にしていることとは?これまでの経緯、そしてこれからのチャレンジについてレポートします。
小さい頃の夢は「女大工」
福岡県で生まれ、祖父が大工だったことで大学は建築科へ進んだ藤田さん。
祖父の大工を継ぎたいと考え、子供の頃の夢は女大工だったそう。
大学を出た後は建築の知見を深めるために世界を旅をしようと決めていました。
大学生の頃に先生から
「日本はとても美しい。日本の良さを理解する上でも世界を見てきなさい。」
と、おっしゃってくれたことも後押しになったそう。
大学を卒業後、藤田さんは半年間もの時間をかけてヨーロッパを周り、建築を見て回りました。
その旅で自分は建築が好きだと再認識したそうです。
しかし、その頃から自分が大工さんになって建物を建てるよりも、建築の素晴らしさを人に伝えるような仕事に就きたいと考えるようになったとか。
世界の建築物を見て回る中で、建築に携わる若者には学生のうちに素晴らしい建築を見てもらいたいと思っていたそうです。
旅が好き。コミュニケーションが好き
半年間のヨーロッパへの旅から帰ってきた藤田さん。またお金を貯めて海外に行こうと思っていたタイミングで、芸能界に入るきっかけをもらったそう。人に物事を伝えることができるレポーターになれたら嬉しいと思い、芸能界の世界に入ることを決めました。
藤田さんは放浪癖があり、今でも建物を見るためにいろいろな国や地域へふらっと旅に出ているそうです。
現在は、旅番組などにも出演している藤田さん。その旅の中で、人とコミュニケーションを取るのが好きだと改めて実感したとか。
英語はしゃべれないけど、自分から話しかけに行き、ボディランゲージやニュアンスで仲良くなって、最終的には乾杯してるそうです。そこが自分の良いところだと話してくれました。そして、それをもっと体感したくて、旅に出るとのこと。
「南ちゃん」として、宮崎との関わり
藤田さんのお兄さんは宮崎大学に在籍していたらしく、高校生の頃にお兄さんの入学式ではじめて宮崎に来たとのこと。良いところだなという印象を持ったそうです。
それから、宮崎にはプライベートでもよく旅行に行き、ご縁を頂いて五ヶ瀬ハイランドスキー場のCMに出させてもらい、年に数回仕事でも来るようになったとのこと。スキー場のCMは2013年から、4シーズンに渡り「南ちゃん」として出演されています。
宮崎には、自分の本名である「藤田可菜」を知らない人がたくさんいて「南ちゃん」と呼ばれていると話す藤田さん。
幅広い年齢層の方たちから南ちゃんと呼ばれてとても嬉しいと話してくれました。
ときに「南ちゃんがホンダのCMに出てる!」と言われることもあるそうです。
宮崎は人が良くてのんびりしている、とても心休まる場所だと話してくれました。
登山、マラソン、ダイビング。経験を仕事に活かす
2015年に屋久島に行ってから山登りが好きになったという藤田さん。現在、番組で様々な山に登っています。
また、以前から走るのは好きだったけど長距離は考えられず、マラソンに興味は無かったそうですが、昨年福岡マラソンを走ったことがきっかけで走ることが好きになり、今では毎日のように練習をしているそう。
登山もマラソンも自分が経験したからこそ、その楽しさに気付くことができ、人に勧められるくらいのレベルになった。何事も経験は大事とのこと。
海外を旅してきたことも、旅番組のときにその経験を活かすことができている。何事も、勇気を出して最初の一歩を踏み出すことで、それが経験として積み重なり、世界が広がっていくと話してくれました。
藤田さんは今、ダイビングにチャレンジしているそうで、陸地以上に海は広く、私はなんとちっぽけなところで生きてきたんだろうと思ったそう。
ダイビングを通して、世界が倍になった感覚を覚えたそうです。
物怖じせず、自分で自分の枠を決めず、挑戦する
藤田さんは、常に自分が成長し続けることが大事だと言います。物怖じせず、自分で自分の枠を決めず、挑戦することが進化につながる、と。
新年を迎えるときに、自分で「今年はこういうのがやりたい」と決めるようにしているという藤田さん。今現在、その目標を着々と毎年こなしていけているそうで、1年を終えるときに進化できたと実感しているそうです。
最後に、目標を決めて実行することが大事。年を取ることも進化。良い年のとり方をしたいと話してくれました。
これからも新しいことへチャレンジしてく藤田さん。これからも進化を続けていくことでしょう。