DON’T STAY INTERVIEW#2 サーフィンを通して日向市を世界に – 伊久良城二さん
伊久良 城二(いくらじょうじ)さんは現在44歳。
日向市平岩、お倉ヶ浜のすぐそばにあるサーフショップ「SUNRISE SURFSHOP」のオーナー。
日向の海を愛し、サーフィンを愛した彼が、これから向かう場所とは?
地元日向でサーフショップを始めて15年
伊久良さんが地元日向にサーフショップをオープンしてから15年が経ちました。
店内ではサーフィン用品だけではなく、洋服や雑貨も販売されており、サーフィンスクールを通して地元日向のサーフィンの魅力を多くの人に伝えています。
サーファーのための街づくりを目指して
伊久良さんは、20歳のときにプロサーファーとなりサーフィンの大会を転戦、カリフォルニアへのサーフィン修行や世界各地へのサーフトリップなど、プロサーファーとしての生活を送っていました。そして、27歳で地元である日向市平岩にサーフショップをオープン。
伊久良さん曰く、日向市は宮崎県内でいちばん最初にサーフカルチャーが始まった場所。
日向市は「サーフタウン構想」と称して、サーファーのための駐車場やシャワー設備などを充実させています。
最近始まった地方創生、移住促進の活動「ヒュー!日向」もその一環で、伊久良さんは県北広域サーフィン協会の理事長としてその活動に参画しています。
今年9月、日向でサーフィンの世界大会が
伊久良さんは「2020東京オリンピックサーフィン競技をみやざき日向へ招致する会」の実行委員長も務めていました。
2020年オリンピックで正式種目に決まったサーフィン。その開催場所は千葉県に決定しましたが、その招致活動が功を奏し、国際サーフィン連盟(ISA)主催の「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」が日向で開催されることになりました。
この大会はアジアで初開催となります。9月23日〜10月1日の9日間、約50カ国から選手500名、関係者含め700名が日向市に集結。お倉ヶ浜にて大会が行われます。
オリンピックの代表選手候補の選手を中心に、18歳以下・16歳以下の部で大会を開催、この大会でチャンピオンになる選手は、世界のサーフィンプロリーグの最高峰の大会でワールドチャンピオンになると言われているほどの世界大会です。
2020年のオリンピックを見据えて各国から選手が日向へやってきます。来場者数は1日5000人。
伊久良さんは、オリンピックの招致活動が無ければ、この大会が日向で行われることはなかったと言います。
「日向市を世界へ」
生まれも育ちも日向。20歳でプロサーファーになり、日向市のサーフカルチャーを牽引してきた伊久良さん。
まずはこの「世界ジュニアサーフィン選手権」を成功させ、5年後10年後、「日向市が世界レベルでサーフィンの街になること」を目指して活動中です。