DON’T STAY. INTERVIEW#1 グローバルな宮崎を目指して – オーストラリア出身の”宮崎人”ジェイミー・ハバード
宮崎では、テレビでおなじみのジェイミー(本名:Jamie Hubbard)。
現在46歳、オーストラリア生まれの彼が、なぜ日本へ、そして宮崎へやってきたのか、そこにはどのような想いがあったのか?
そして、この先、ここ宮崎でどのようなチャレンジをしていくのかをレポート。
日本語を学び、侍に憧れていた青年時代
ジェイミーはオーストラリア出身、現在46歳。
学校での日本語の勉強を通して、日本の文化に興味を持ったジェイミー。坂本龍馬や侍のちょんまげに憧れを抱いていたそうです。
16歳の頃、埼玉県にホームステイで初めて日本に来たジェイミー、侍がいないことを知ってがっかりしたそう。
このホームステイを通して、日本をさらに好きになったそう。
ホームステイから帰ってきてからも、高校で日本語を学んだジェイミー。
卒業後はオーストラリアのホテルで働き、その後、日本にある系列のホテル(新潟と大阪)に研修で来ることになります。
研修期間が終わり、オーストラリアに戻って29歳までホテルで働いた後、「もう一度日本へ行きたい」という思いから、国際交流員として日本へ。
審査を経て、日本の役場で働くことになります。
そこで赴任したのが、宮崎県三股町でした。
国際交流員として三股町に赴任
日本といえば、東京をはじめ、新潟や大阪くらいしか知らなかったジェイミー。三股町への赴任が決まったときは「三股町ってどこなの!?」と戸惑ったそうです。
三股町で国際交流員として3年間働くことになりましたが、そのなかで三股町そして宮崎という土地や優しい人柄に魅了されました。
そして、三股町に来て3年目、任期が終わろうとしていたときに、地元のテレビ局から番組出演のオファーが届きます。
ジェイミー侍、お茶の間の人気者へ
その番組がUMKの「じゃがじゃが天国」(1995年〜2012年)
国際交流員時代の取材をきっかけとして、UMKの担当者から番組に出てみないか?というオファーが。
最初は1年で終わると思っていたが、結果として2002年から2008年まで出演することに。
宮崎の祭りなどを体当たりで体験する番組内のメインコーナー「どんげね宮崎」通してお茶の間の人気者になっていきます。
始まった当初は、なぜ自分が?自分で大丈夫なのか?という葛藤もあったそう。
テレビだけではなく、ラジオ番組のレギュラー出演、CM出演なども増えていきます。
じゃがじゃが天国への出演が終わったあとは、同UMKの番組「さんきゅー」のメインパーソナリティとして活躍することに。
これら、タレントとして視聴者に喜ばれることを通して自分の居場所を見出せたことが幸せだと語るジェイミー。
今でも、UMKの担当者や当時のパーソナリティにはとても感謝していると語ってくれました。
英会話教室の経営者、そして2人の娘の父親としての一面も
ジェイミーは、タレント活動以外にも、2003年から英会話教室「ジェイ会話(J-Kaiwa English School)」を運営しています。
現在、数名のスタッフを抱え、小さい子どもから大人まで幅広い年代に向けて「生きた英語」を教えています。
そして、39歳のときに生まれた長女「ジャスミン」、次女の「ルーシー」2人の娘の父親でもあります。
子どもが出来て、家族が増えたことで改めて自分の役割を深く考えるようになったそうです。
これからは家族の為にも、自分にできることを精一杯やっていきたいと語ってくれました。
もっとハッピーでグローバルな宮崎を目指して
オーストラリアに生まれ、日本に憧れ、宮崎にやってきた外国人。そして、宮崎の良さを知る外国人として、宮崎をもっとグローバルにしていきたいと話すジェイミー。
2019年のラグビーのワールドカップ、2020年のオリンピックなどを通して、宮崎にやって来る外国人は増えるでしょう。宮崎を訪れる外国人にとって、もっと便利でもっと親しみやすい環境が必要。
外国からやってきた「宮崎人」として、もっとグローバルな宮崎を作っていきたいと語ってくれました。